IoTでは温度や明るさなどを5分間隔、10分間隔というように周期的に測り、データを集計するものが多くあります。この時、IoT端末のハードウェアの不具合、電池切れ、ソフトウェアのバグ、ネットワーク障害など、さまざまな原因でデータ送信が途絶えてしまうことがあります。
Ambientでは、データの到着を監視して、一定時間データが受信できない時に、通知する機能があります。通知先としてはLINEとslackが選べます。
ここではデータ受信監視と通知の具体的な設定方法を紹介します。まず最初に通知先を設定します。
LINEで通知する
LINEで通知するには、次のステップで準備をします。
- 予めLINEで、Ambientからの通知を受けるトークルーム(グループ)を作っておく。
- 「LINE Notify」ページにいき、右上の「ログイン」からLINEにログインし、アカウント名をクリックして「マイページ」にいく。
- マイページの「アクセストークンの発行(開発者向け)」の下の「トークンを発行する」をクリックし、トークン名とトークルームを指定してトークンを発行する。
発行されたトークンをコピーしておく。
- LINE Notifyアカウントを1で作ったトークルームに招待する。
- Ambientの「通知サービス」ページにいき、「新しい通知を作る」をクリックする。
- 3で発行されたトークンを登録する。通知に名前をつけることもでき、名前は「データ受信監視」ページの通知先に表示される。
- 通知を作ったら「通知テスト」をクリックし、実際に通知がおこなわれことを、確認しておく。
以上でLINEに通知する準備は完了です。
slackで通知する
slackで通知するには、次のステップで準備をします。
- 「slack api」ページにいき、「Start Building」をクリックする。
- 「Create a Slack App」というポップアップにアプリ名とワークスペースを入力し、アプリを作る。
App Name(名前):適当な名前をつける
Development Slack Workspace(ワークスペース):通知を送るワークスペース
「Create App」をクリック。
- 「Basic Information」ページの「Add features and functionality」で「Incoming Webhooks」を選択する。
- 「Activate Incoming Webhooks」のスイッチを「on」にする。
- 同じページの一番下の「Add New Webhook to Workspace」をクリックし、投稿先チャンネルを選択し、「許可する」をクリック。
- Webhook URL が表示されるので、それをコピーする
- Ambientの「通知サービス」ページにいき、「新しい通知を作る」をクリックし、通知方法として「slackで通知する」を選択する。
- 6で発行されたWebhook URLを登録する。通知に名前をつけることもでき、名前は「データ受信監視」ページの通知先に表示される。
- 通知を作ったら「通知テスト」をクリックし、実際に通知がおこなわれことを、確認しておく。
以上でslackに通知する準備は完了です。
データ受信監視
通知先を作ったら、「データー受信監視」ページで、監視対象にするチャネルの「+」ボタンをクリックして、最大受信間隔と通知先を設定します。最大受信間隔はここで指定した時間以上データが受信できないときに1回だけ通知がおこなわれます。
データ受信監視を設定したときは、監視がおこなわれていない状態です。「受信監視」の下のスイッチを右にスライドさせて、監視を開始します。
指定した時間以上データが受信できないときは、次のような形式の通知メッセージが届きます。
[Ambient] 「チャネル名」からのデータが「n」分以上送られていません。
「チャネル名」:チャネル名はチャネルページのチャネル設定でつけた名前です。名前を設定していない場合は『チャネル+数字』が名前として表示されます。
「n」:指定した時間(分)