Ambientは、なるべく簡単に使い始められるように設計しました。 Ambient側はユーザー登録をして「チャネルを作る」ボタンをクリックするだけで使い始められます。 Arduinoの事例 のように温度と湿度を送信した場合、次のようなグラフが表示されます。

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何も設定しなくても送信したデーターはこのようにグラフ化され、センサーデーターを確認できますが、 さらにAmbientではチャネルに説明を加えたり、チャートをカスタマイズすることができます。

チャネルのカスタマイズ

チャネルに説明を加えるには、チャネルページの右上の「チャネル設定」ボタンをクリックします。

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すると、チャネル設定ページに移ります。

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  • チャネル名: チャネルに名前をつけられます。「自宅の居間の室温・湿度」などのように何のデーターかが分かりやすい名前をつけておくといいでしょう。
  • 説明: さらに説明文を加えることができます。使っているマイコンやセンサーの種類などを記述しておくと便利です。
  • データー1〜8のデーター名: データー1〜8にも説明を加えることができます。温度、湿度といった記述をしますが、 グラフの軸に表示されるので、例えば「温度(℃)」のように、単位も合わせて記述しておくと便利です。
  • データー1〜8の色: データー1〜8をグラフ化した時の色を設定することができます。チャネル名の横の色のセルをクリックするとパレットが現れ、色を変更することもできます。

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  • 公開チャネル?: チャネルデーターを公開する機能です。ここをチェックするとこのチャネルページを公開することができます。チェックしなければこのチャネルは作者しかアクセスできません。
  • 場所を表示?: センサーの設置場所を示すことができ、場所をチャネルページに表示するかどうかを指定できます。
  • 緯度、経度: センサーの設置場所を緯度・経度で指定できます。
  • 地図から緯度経度を入力: ここをクリックすると地図が表示され、地図上をクリックすることでセンサーの設置場所を指定することができます。 センサーの種類によってはデーターから例えば自宅が在宅か不在かが推測できてしまうなどプライバシーやセキュリティーリスクにつながる可能性があります。 チャネルを公開していなければ問題ありませんが、チャネルを公開する際には、位置情報が正確になり過ぎないようご注意ください。

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自宅の居間に置いたセンサーで室温・湿度を測定している事例に合わせてチャネルの情報を設定してみます。

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図のように入力して「チャネル属性を設定する」ボタンをクリックすると、設定が反映され、チャネルページに戻ります。 チャネルページに戻ると、設定した情報が次のように反映されています。

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チャネル名が①に、チャネルの説明が②に、データー名は③のグラフy軸に反映されています。 そして場所を設定し、場所を表示にチェックしたので、④地図が表示されています。

また、チャネル一覧ページのチャネル名も設定したものに変わっています。 複数のセンサーを設置した場合など、区別のつく分かりやすい名前を設定しておくと便利です。

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チャートのカスタマイズ

チャートのカスタマイズをするためには、それぞれのチャートの右上にある歯車のアイコンをクリックします。

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チャート設定画面が表示されます。

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  • グラフ名: グラフに名前をつけられます。チャネル名と同様に分かりやすい名前をつけるといいでしょう。
  • グラフ種類: グラフの種類として「折れ線グラフ」「スムーズな折れ線グラフ」「棒グラフ」「棒グラフ(縦積み)」「散布図」「地図」が選べます。
  • グラフサイズ: 「medium」「large」が選べます。
  • データ1〜8: このグラフにデータ1〜8を表示するかしないかを選べます。 表示する場合、左軸を使うか、右軸を使うかが指定できます。
  • 表示件数: グラフに表示するデーターの件数です。最大6,000件まで表示できます。
  • 日付指定: 日付を指定してデーターを表示するモードです。日付指定をチェックした場合、表示件数は無視されます。
  • 集計: 何もしていしなければ、送信したデーターをそのままグラフ化しますが、n分間の平均値を集計することもできます。 nは10分間、15分間、20分間、30分間、60分間のいずれかが指定できます。

例えば一つのチャートにデータ1の温度を左軸、データ2の湿度を右軸にした 日付指定の大きな折れ線グラフで表示し、チャートに「温度と湿度」という名前をつけるには、次のような設定をします。

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「設定を変更」ボタンをクリックすると、チャートは以下のように変わります。

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いろいろと設定を変えて、データーの傾向が分かりやすい表示方法を見つけてください。