LoRaの通信距離測定、住宅地でのダイポールアンテナでの測定、建物内での測定に続き、住宅地でワイヤーアンテナを使った時の通信距離と信号強度を測定しました。
ゲートウェイに相当する固定端末にダイポールアンテナを、センサー端末に相当する移動端末にワイヤーアンテナを使っています。
住宅地で1.75km離れた場所でも信号を検出できました。
ダイポールアンテナ対向と同じ場所で測定した結果です。マーカーの色は1ケースの測定の中での相対値です。ダイポールアンテナ対向とダイポールアンテナ・ワイヤーアンテナ対向の測定は別ケースなので、色比較は意味がありません。
移動端末にダイポールアンテナを使った時とワイヤーアンテナを使った時の信号強度を比較しました。
信号が検出できれば、ダイポールアンテナでもワイヤーアンテナでも得られる信号強度は同じぐらいです。ダイポールアンテナの方が信号強度が低いところ、つまり遠いところまで信号が検出できます。
実際の利用シーンを考えると、ゲートウェイにダイポールアンテナを使い、センサー端末にワイヤーアンテナを使って、住宅地で1.75km離れても通信できるというのは十分な通信距離だと思います。