IoTシステムの技術的な共通課題としてセンサー端末の電源とネットワークがあり、その解としてLPWA(Low Power Wide Area)が期待されています。いくつかあるLPWA通信の中でライセンス不要で、事業者が運営するものも自営のものも、あるいは独自プロトコルで動かすこともできるLoRaは大きな可能性を秘めていると思います。

ということで、LoRa開発/評価キットを購入して、触り始めました。まずは2台ともMacのUSBに接続し、ターミナルソフトでそれぞれのLoRaモジュールを制御します。同じMacにつながっていますが、2台対向で通信してみました。

左側を親機、右側を子機に設定して、子機に「hello」と入力したら、子機から親機にLoRaでデーターが送信され、左側の親機から「hello」と出力されました。通信成功です。通信距離は50cmぐらいです。

最初、Macのターミナルソフトとして「ターミナル」を立ち上げ、Mac OSの「screen」コマンドを使ったのですが、LoRa開発/評価キットが必要とする設定の一部ができず、制御できませんでした。結局screenコマンドを諦め、CoolTermというソフトを使って制御できるようになりました。

さてこれからいろいろと触ってみます。