M5Stackとクランプ式電流センサーを使い、商用電源の電流値を測定してデーターをクラウドに蓄積するクラウド型電流計を作りました。

白黒写真ではありません。M5Stackもクランプ式電流センサーも黒とグレーなのです。

M5StackのPROTOモジュールを使い、ADコンバーターと電流センサーのジャック(ステレオジャック)を配線しました。M5StackにはADコンバーターモジュールが内蔵されていますが、外部からの信号を直接ESP32につなぐのが嫌だったので、ADコンバーターで受けるようにしました。

最初の1個なので、手配線です。ハンダ付けは苦手なので、写真を晒すのは恥ずかしいのですが、まだPROTOモジュールに回路を実装した事例が少ないので、公開しました。M BUSと呼ばれる2 x 15のコネクターの足から電源や信号線を取り出すのですが、足の回りは狭いので、足へのハンダ付けは結構難しかったです。

回路図やプログラムは後日公開します。測定対象は交流なので、電流センサーで得られる電流値を1ミリ秒間隔で100回、1秒間サンプリングし、2乗平均平方根して電流値を求めます。30秒毎に電流値を求め、値をWi-Fi経由でAmbientに送って、観測しています。

家庭の電力使用量の測定や、工場の機械の稼働状況の測定など、クラウド型電流計はいろいろな場面で利用できそうです。